*/バリューコマース */

「恨み残さじ」を読んで

2020年3月12日

目次

恨み残さじ

空也十番勝負 青春篇の二番勝負ということで、声なき蟬(上、下)時代小説の続編になります。
平成29年9月14日に発売されたばかりですが、続編が待ち遠しい・・・。

作家紹介

作家名:佐伯泰英
生 誕:1942年2月14日
出 身:福岡県北九州市
代表作:居眠り磐音江戸双紙
その他:時代小説の代表作家の一人であり、シリーズものとして大ヒットしています。

本書紹介

九州肥後国(現:熊本県)周辺を舞台に武者修行に励む「坂崎空也」が中心として描かれています。
ストイックな修行の日々と、鮮やかな決闘シーンが印象的な一冊です。

修行の日々は剣術の向上のみではなかった。18歳の空也が成長してく姿は必見です。

『五箇荘が貧しくも豊かな秘境であることを空也は承知していた。貧しいとは、城下のような町や都と異なり、稼ぎが少なく新しい食料や衣類も入ってこないことだった。そんな暮らしを嫌ったひなは八代に出て、町の暮らしに毒されたのだ。一方豊かさとは、山の恵みで自活でき、五箇郷が互いに助け合いながら穏やかに生きていけることだ。春には春の恵みがあり、秋には秋の収穫があった。

流儀を門外不出とする藩がある中で、タイ捨流の奥義を惜しみなく、よそ者である空也に託す丸目道場の種三郎の姿はジーンときます。

『人は歳をとると『剣術の極みは無にあり』などと考えるようになる。それはその歳に至ったときに考えばよきことよ。おいが教えたタイ捨流の奥義も、正直、迷妄の中にある。それを整理し、身に付けるのは坂崎空也、そなた自身じゃ』

本書冒頭紹介

肥後の急流球磨川は、九州山地の奥深く、明治時代に江代村、岩野村、湯山村が合併してできた現水上村の水上越付近に水源を発する。明治に入って認められた『肥後國求麻群村史』には・・・・

裏面あらすじ

直心影流の達人・坂崎磐音の嫡子空也は十六歳で武者修行に出た。最初の地、薩摩での修行を終えた空也は肥後国へと戻る。人吉城下にあるタイ捨流丸目道場の門を再び叩いた空也は、山修行を思い立ち、平家落人伝説が残る秘境・五箇荘へと向かう。その頃、薩摩では不穏な動きを見せる東郷示現流の一党が、っ空也に向けて次なる刺客を放とうとしていた。シリーズ累計2000万部突破の「居眠り磐音江戸双紙」に続く新たな物語、波乱の二番勝負が勝負が開幕!

本書の思い出と感想

時代小説は、「天地明察」以来、約1年ぶりということで、少し、最初はとめどいましたが、読むにつれて時代の世界観にのめり込めんでいる自分がいました。今回のシリーズの前作を読んでいなかったのですが、問題なく読み進めることができる構成になっていました。薩摩での剣友で江戸で、空也の父親と出会った薬丸新蔵や、互いに思いを寄せる渋谷眉月との今後が気になって仕方ありません。発売仕立てですが、もう続編が待ち遠しいです(笑)