無機質(ミネラル)
現代社会で増加しているとされる貧血の要因がミネラル部の1つ鉄分や亜鉛の不足が挙げられます。
生命維持に必要不可欠なミネラル分は、体内で作ることができないため適切に補給する必要がありますが、欠乏、過剰により様々な影響をもたらします。
他の栄養や病気との関わりも深いことから、関係性を知り、適切にミネラルを付き合うことが重要です。
ミネラル
ミネラルとは
基本的に、乳製品、大豆類、海藻類など様々なものに含まれます。
炭素、水素、窒素、酸素以外の必須元素がミネラルあり、必須ミネラルが十数種類存在し、生命維持に必要不可欠な働きを担っています。
必須ミネラル
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- 銅
- 鉄
- 亜鉛
- 塩素
- 硫黄
- リン
- クロム
- マンガン
- コバルト
- セレン
- モリブデン
- ヨウ素
ミネラルの特徴
腎臓との関わり
ミネラルは小腸で吸収され、腎臓から尿中へ排出されます。
ミネラルを過剰に摂取することが、腎臓機能を酷使し腎臓病に発展する可能性があります。
処理しきれなくなり、血中濃度が高まることで、不整脈などの心疾患による突然死のリスクとなります。
中でも塩分は高血圧に大きく関わり、腎臓との関わりが深いとされます。
ミネラル拮抗
一部のミネラルを多く摂取することが他のミネラルの吸収を阻害する場合があるため、バランスの良い食事、時間を調整した食事が重要となります。
タンニン、フィチン酸を避ける
緑茶などに含まれるタンニン、玄米などに含まれるフィチン酸はミネラルの吸収を阻害する働きがあります。
ビタミンCがミネラルの吸収を高める
ミネラルの吸収を高めるだけではなく、コラーゲンや骨の形成にも寄与するビタミンCは大切な栄養です。
主なミネラル
ナトリウム・カリウム
細胞内にはカリウムが、細胞外にはナトリウムが存在しており、体内の水分バランスや筋肉の収縮、情報伝達、栄養素の吸収などに関与しており、必要不可欠な栄養素です。
カリウムは腎臓で過剰摂取したを排出する働きにより、ナトリウムを排出する働きが期待できます。
マグネシウム
近年取り上げられる機会が増えているミネラルで、細胞形成、タンパク質合成、エネルギー代謝など生命維持に必要な働きを担います。
カルシウム
骨や歯の形成に関わる栄養でありながら細胞分裂、分化、神経鎮静化にも関わっています。
鉄分
貧血の大きな要因となるのが鉄分不足であり、筋肉や神経、ミトコンドリアとの関わりも注目されています。
亜鉛
酵素の活性化に深く関わり、近年様々な点から注目を集めています。
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