膝の状態をセルフチェックする!
日本人の2500万人以上が罹患していると推計されているのが変形性膝関節症です。
介護現場でも既往歴としてよく見かける症状の一つです。
膝が思うように動かない、痛む状況は、生活を行う上で大きな重しになります。
セルフチェックを行い早期に、エクササイズを取り入れる、治療することが重要です。
目次
膝の状態をセルフチェック!
- 軟骨のすりへり
- 体重の増加
- 加齢
- スポーツ
- 仕事での無理な姿勢
膝を酷使する原因は様々ありますが、生活習慣が大きく関わっています。
生活習慣を見直すためにもセルフチェックが重要となります。
しゃがむ時の音
- 低い連続音
- 痛みがある
- 膝を曲げる度に音がなる
ポキッ、パキッという高い音で何度も音が鳴る場合、軟骨がすり減りにより膝の痛みに繋がりやすい状態と言えます。
膝の間に指が1本以上入る
膝の間に指が1本以上入る場合、O脚である可能性があります。
脚の形がOの形に近づき膝の内側に負担がかかりやすい状態です。
しゃがんだ時の膝の角度
膝周囲の筋肉のこわばりにより、O脚となり、太ももと膝の距離が生まれます。
仰向け状態の膝の伸び
床と膝裏に空間が生まれている場合、膝裏の筋肉が強張っている状態です。
扁平足
土踏まずに隙間がない状態を指し、足が十分衝撃を吸収することができず、膝に負担がかかりやすくなります。
膝の水
関節液は膝に炎症が発生することで発生し、痛みに繋がります。
水を抜くことで痛みが和らぎますが、根本的な治療が重要です。
膝痛予防セルフケア
背伸び体操
段差に指先から半分ほど足を乗せて背伸び運動を行います。
10回1セットを3回程度を目安に行います。
ふくらはぎの筋肉を鍛え、むくみの改善に繋がります。
グーパー体操
足先をグーパーと繰り返す
10回1セットを3回行うことで、扁平足対策になります。
タオル体操
長座位で足先にタオルをかけ、引っ張ることで膝を伸ばすことができます。
5回を3セット程度で膝裏の筋肉を伸ばすことができます。
最新治療 高位脛骨骨切り術
骨の一部を切除することでO脚を解消する方法が高位脛骨骨切り術です。
さいわい鶴見病院では、従来は間接面と水平に切除する方法に対して、骨の状態に応じて斜めに切り込みを入れ、術後の入院期間を短縮することを実現しています。
一般的な治療方法では入院日数が数ヶ月に及ぶケースもあるため、病院をしっかり見極めることは重要です。
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